こんにちは。
アメリカで生活するにあたり、何かと聞かれる用語にソーシャル・セキュリティー・ナンバーというものがあります。
携帯の契約、銀行口座開設、家のローン、クレジットカードを作る時に必ず聞かれるのがこの番号で、とても重要なものになります。
今日はそのソーシャル・セキュリティ・ナンバーのお話です。
どんな役割があるものなのか
これは、社会保障番号といい個人の識別番号になります。
ソーシャルセキュリティーナンバーの頭文字をとって、SSNと呼ばれます。
もともとは、個人の徴税を管理するものでしたが、アメリカには戸籍制度がないため、現在は個人を特定できるIDとしての意味合いが強くなっているようです。
日本のマイナンバーカードに近いですね。それに基礎年金番号の要素がついているというイメージでしょうか。
下記はサンプルでダミーで10桁ですが、実際は9桁です。

名前と番号が印字されています。
このカード、すごく大事なものなのに拍子抜けするくらいぺらっぺらの薄い紙です。
私は永住権を申請した時に、SSNを自宅に送るの箇所にチェックしました。
入国して2週間ほどで届きました。
自分で申請をする時は、最寄りのソーシャルセキュリティーオフィスに行きます。
番号は要暗記
大事なのが、アメリカ人は自分のSSNを覚えておりこのカードは持ち歩きません。
落としたり、盗まれたりすると大変だからです。
ほとんどの場合は、SSN番号を伝えるだけでこのカード自体を見せる場面はありません。
契約関連や、銀行への問い合わせ時に番号を聞かれるので、覚えておくようにしましょう。
誰が対象なのか
アメリカ人は生まれた時からSSNを持っているのですが、米国市民でない場合は合法的に米国内で働くことができる移民のみ取得が可能です。
アメリカと日本で納めた期間を合算できる
アメリカの企業に勤めると、ソーシャルセキュリティータックスを企業を通して納めます。
それがのちに受け取る年金となります。
この辺りは日本で雇用される時も同じですね。
また、日米社会保障協定というものが2005年10月にできました。
これにより日本の年金支払い期間とアメリカの年金支払い期間を合算することができます。
加入期間の要件があるので、詳しくは
日本年金機構
ソーシャルセキュリティー ウェブサイト
でご確認ください。