こんにちは。
一つ前の記事にワクチンの副作用のことも書こうとしていましたが、忘れてしまったので別記事にしてみました。
これから打つ方に向けて参考までに書いてみたいと思います。

ファイザー or モデルナ?
私が打ったのはモデルナです。
アメリカでは、ファイザー、モデルナ、ジョンソンアンドジョンソンの3択のワクチンがあります。
ジョンソンアンドジョンソンは後から選択に加わり、また一時停止していた時期もあるので、ファイザーとモデルナがメインかなというところです。ジョンソンアンドジョンソンは1回の接種で完了しますが、ファイザーとモデルナは2回の接種が必要です。
ファイザーとモデルナはmRNAという成分を使用しているという点と、発症予防効果がほぼ同じくらいなので、どちらかにこだわって受けたいという人は少ない印象です。
ワクチンを選択できるケースもありますが、私のかかりつけ病院はモデルナ指定だったのでモデルナを打ちました。
ファイザーは2回目を3週間後、モデルナは4週間開ける必要があります。
1回目の接種完了後に、2回目の予約が取れました。
接種の流れ
日本のワクチン接種はなんだか混乱しているようですが、アメリカはかなりシステマチックでスムーズです。
誰でも無料で受けられ、病院以外にも、ドラックストア、スタジアム、大学、シティーホール、シニアセンターなど各地いろんな場所で行われています。
インフルエンザのワクチンもドラックストアで受けられるんですよね。最初知った時はびっくりしました。保険でカバーしているので無料です。
コロナワクチンの予約アプリですがとてもシンプルでわかりやすくなっており、とにかくたくさんの人に素早く打ってもらえるような工夫を感じました。
私はかかりつけの病院に早く着きましたが、予約してる?とさらっと聞かれて特に予約時間や名前の確認はなく問診票を渡され列に並びながら書くように言われました。こういう柔軟なところも良いと思います。
到着順に部屋に通され、病院のシステムに接種記録を入れられ、ソーシャルディスタンスが保たれたパイプ椅子に座って待機します。(通院記録はシステムに入っています)
待機していると看護師さんがカートを引いて注射を打ちに来てくれます。
医師は登場しません。(もしかしたら部屋に一人くらいはいたのかもしれませんが、問診票を確認するためにはいません。日本は医師の確認があるからなかなか進まないという話を聞きました)
接種後はアナフラキーショックがないかの確認のため、15分間その椅子で待機します。退出していい時間が書かれた付箋を腕に貼られます。
ちなみに注射の痛みはなしです。本当に痛くありませんでした。こんな痛くない注射は初めてです。
病院に着いて30分で終了しました。
ベルトコンベアーに乗ってるような流れ作業でストレスなしでした。
病院のアプリですぐに接種記録を見ることができ、感心するほど全てのフローが完璧でした。
アメリカのこういうところは本当にすごいと思います。
副作用レポ
副作用についてですが、よく知られている通り2回目のあとは結構しんどかったです。
1回目は、腕の痛みが1日あったくらいで他は何もなし。
2回目ですが、半日後くらいに関節痛と寒気が始まりました。そして軽い頭痛がありました。
夜だったので毛布をかぶって寝ても治らないくらい寒気が強くあり、なかなか寝付けませんでしたが薬なしで寝ました。
朝起きると、まだ若干の寒気があるのと頭痛が強くなったのでアメリカではよく知られるAdvilという鎮痛剤を飲んで横になっていました。
関節痛は気にならなくなっていました。
動くと頭痛が強くなるので、なるべく動かないようにして食事は冷凍食品をチンして終了!
この日は、鎮痛剤を3回くらい服用しました。
夜になると寒気は治りましたが、頭痛はまだ残っていました。
3日目の朝は、頭痛がうっすらあったので朝だけ鎮痛剤を服用しました。それからは段々と日常に戻って行きました。
そんなわけで、聞いていた副作用はやはりありましたが私の場合は熱はなくしんどさも一般的だったかなというかんじです。
ちなみに私は風邪をひいてもあまり熱が出ないタイプではあります。
若いほど副作用が出やすいと言われますが、同じ世代でも全然ない人もいますし、もっとしんどかったという話も聞くので個人差があるかと思います。
夫の両親、私の両親はファイザーを受けましたが、副作用は腕の痛みや翌日ちょっとだけだるさがあった程度なので若いほど副作用があるというのは言えてるかなと思います。
これから接種予定の方は、2回目の翌日はゆっくりできる日をお勧めします。
もし小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、2回目は接種日を夫婦で分けるなどすると良いかなと思いました。
ワクチン受けるとお金がもらえる?!
あの手この手で集団免疫を70%に持っていきたかったアメリカは、目の前ににんじんをぶら下げてワクチン接種を促していました。
ワクチン受けないとこんなことになっちゃうよ、という恐怖心を煽るのではなく
ご褒美で釣る作戦。こういうところがアメリカらしい。
州ごとに、500万がもらえるかも!とか、ベースボールのシーズンチケット!とか、フットボールスタジアムの選手控室を覗かせてあげる!とかまぁ色々ありますが、カリフォルニアは、一番多いい賞金が1億だったかな・・・・5000万だったかな、当たらないだろうから忘れちゃいましたがとにかく驚く金額を提示して、接種を促していました。
これって申し込まなくてもokなんです。
つまり誰がいつ打ったか国家に知られてるってことなんですよね。
当たったら電話がかかってくるようなので、個人情報もしっかり紐付いているということですよね。
何もかもシステマチック。
カリフォルニアは摂取率が高い州ではありますが、摂取率が低い州でデルタ株の感染拡大が顕著なので、終息にはワクチンがキーだというわけです。
今はもう打てる人で希望する人は打ち終わったという状態のアメリカですが、摂取率をより高めるために啓蒙活動は続いています。
また12歳以下は治験中です。デルタ株が広がっていくなら、息子も早く打ったほうがいいなという気持ちです。
参考になると幸いです。